■ハーブ含浸有機資材 商品一覧
■ハーブ含浸有機資材 使用実例
ハーブ資材の設置 |
■どうぶつロープ | ハーブの匂いは対象動物や設置の状態によりバラツキがあります。各現場の侵入の方向、高さ、時期等その動物の特性、習性に合わせてロープを設置して下さい。 ■鳥⇒習性により上、下、横からと侵入する方向に設置して下さい。又、ハーブバスケットとの併用もあります。 ■サル、狸類⇒特に注意が必要です。動物の習性により、一度侵入した場所には再侵入のケースもありますので事前の設置が望ましいです。 ■匂いの期間は多雨、高温等の気候状況により短くなる事もありますが約3ヵ月前後です。 |
■ハーブバスケット | ■ハウス栽培⇒侵入する入口に設置して、ハウス内は5〜6m間隔の設置がお勧めです。(反当り30個程度) ■露地栽培⇒作物の種類にもよりますが、約3m間隔で高さ2m位までの作物なら1個、それ以上の大きな果樹であれば2〜3個が目安です。 ■匂いの期間は使用環境、気候により変わりますが約3ヵ月です。 |
■ハーブペレット | ■匂いの範囲⇒畑、果樹園、花壇等の地面及び地中の虫、ネズミ、モグラ、鳥に良いです。 ■散布量⇒畝、株のように局部に散布するか、地面から浮かすと効果的で、数量も抑えられます。また、鉢植えは3〜5粒程度お使い下さい。 ■効果期間は3ヵ月です。土中に埋めても崩壊して肥料になります。 ■ハーブペレットを網袋、ペットボトル等に入れ、吊るしますと効果が長続きする上に経済的です。 |
設置の注意点
どうぶつ、鳥、虫に対して共通する効果的な設置は侵入する前に設置する事です。
動物などの種類 | 注意点 |
■イノシシ | 既に自分の匂いがあれば無警戒で侵入します。 |
■ハチ、とり、どうぶつ | 自分の巣がある場合は本能的に侵入する習性があります。 |
■ハウス栽培 | 定植時に土壌を虫、玉子もない状態にする事をお勧めします。 |
■カメムシの様に、匂いが強いものは出来るだけ排除して下さい。 |
設置効果
・1匂いの有無については設置場所、タイミング等が大きく影響します。
・効き目が薄い場合は設置条件を再チェックして下さい。
■効き目のあったもの | 【虫】 アブラムシ、蚊、ハエ、ハチ、ケムシ、ナメクジ、ハダニ、カメムシ、スリップス、カミキリムシ、クワガタ、コナジラミ、カイガラムシ、ミノムシ、コオロギ、バッタ、アオムシ、カタツムリ、アメリカシロヒトリ、シロアリ、ヨトウムシ、グンバイムシ、ハマキムシ、ホコリダニ、ネキリムシ、センチョウ、ウンカ類、メイガ類、ゴキブリ、蝶や蛾の幼虫 【動物】 イノシシ、シカ、サル、クマ、キツネ、タヌキ、アライグマ、イタチ、ウサギ、ネズミ、モグラ、犬、猫 【鳥】 スズメ、カラス、ヒヨドリ、ムクドリ、尾長鳥、キジ、サギ |
■設置条件厳しいもの | サル、ハクビシン、ヌートリア |
■効かなかったもの | ハト、ツバメ、ダンゴムシ、テントウムシ、クモ |
ハーブ資材による 果樹の獣、鳥対策
・どうぶつロープは獣、鳥対策には設置が手軽で大変効果的です。
・大事なのは獣、鳥の習性に合わせて、果樹が熟す前に設置する事です。
・イノシシ、サル、ムクドリ、スズメ、カラスとそれぞれ侵入の仕方が違います。
獣・鳥の種類 | 対 策 |
■イノシシ、サル等の獣 | 侵入が予想される圃場を囲う様にどうぶつロープを設置 |
■鳥 | 果樹の大きさにより、上から囲う様にどうぶつロープを張るか、約5m置き、長さ約1m程度にして吊るします。 |
■カラス | 高い所から来るので、どうぶつロープを果樹園の周り上1mに設置するのが効果的です。 |
■ヒヨドリ | 下や横から来るものはどうぶつロープを木の高さに吊るすのが効果的です。 |
・3か月以上効果を要するものには、ハーブバスケットを1〜1.5ヶ月に追加設置します。
・又はウッディガードをどうぶつロープに塗るのも良いです。
ハーブ資材による 若木の根元、根の食害対策
■リンゴ、サクランボ、イチジク、みかん等の幹、根が野ネズミ、野ウサギ、シカによる食害は特に寒冷地にひどく発生しています。この対策としてどうぶつロープ、ハーブペレットを設置して大変効果を上げています。
■鳥対策にはどうぶつロープが効果的です。これも其々の鳥の習性に合わせて設置します。
ハーブ資材による ネズミ対策
好結果を得るには設置条件が大事です!
■スタートから設置する・・・侵入される前から
■追加する・・・2ヶ月以上持たせる場合は、1〜1.5カ月毎に追加する。※来なくなったからと放置しない
■巣・・・あれば、出来る限り除去する
---使用好例---
設置場所 | 設置方法、効果など |
■ハウス内 | ・イチゴの実、或いは苗のポットにネズミが来るところは、出来ればハウスの周りの下辺にどうぶつロープを張り、畝にハーブペレットを播きます。 ・殺鼠剤を使えない所は尚効果的です。 |
■飼料会社の倉庫 | ・飼料はネズミの好物であり、大量に積んだ倉庫は長年の餌場です。ここのネズミの通る所にハーブバスケットを吊るし、定期的に追加して効果を挙げています。 |
■寒冷地の若木の根 リンゴ、サクランボ、イチジク等 |
・冬ネズミにとって、若木の根は貴重な餌になり、根元の皮を食いつぶし枯れさせてしまいます。 ・この根元にどうぶつロープの断片かハーブペレットを設置すれば防止出来ます。 ・雪の降る所は、降雪の前と雪解けに追加します。ウッディガードも有効です。 |
■バンカー(サイレージ) 乾草貯蔵所 |
・冬の外は雪でもバンカーの中は暖かく、ネズミの巣となり繁殖します。そのため、汚れた草を食べた牛は搾乳が細かったり、病気になったりします。 ・秋にバンカーの設置をする時に、2枚のシートの間にどうぶつロープ、入り口にはハーブペレットを播き、適宜に追加します。 |
■その他、穀物飼料倉庫、食堂、変電所、植木鉢など居所は多くこれ等は共通します。 |
ハウス栽培にお勧めする効果的なハーブバスケットの設置
ーーートマト、キュウリ、ピーマン、アスパラ、イチゴ、花卉等ーーー
・特に無農薬、減農薬、有機栽培に好適です。
・大事なのは設置のタイミングです。出来れば苗作りから、遅くとも定植から付けて下さい。
・初めの1〜2ヶ月が肝心ですので良く観察し、対応する事です。
・例えばトマト栽培は初めの1週間が大事ですが、ほぼ1ヶ月で様子が判ります。
・当初予防のつもりで踏み切る事です。
@日程表を作り設置スケジュール通り行う===========================
ハウス栽培は、匂いの効果を長期間持続させなければなりませんが、ハーブバスケット又はハーブペレットを例えば1ヶ月ごとに追加設置する事により必要効果期間が可能になります。
■初回設置の目安数量⇒目的、条件により異なりますが、反(10a)あたり30個とし、2回目以降の設置は基準数量の半分15個を交互に均等になるように追加設置して下さい。
■設置場所⇒ハウス入口とハウス内は均等になるように設置して下さい。また、外部より侵入する場合はその入口に設置して下さい。
■追加設置する際、初回と区別するために「日付」又は「Aなどの記号」を記入すると便利です。
■この目的は、匂いを平均化し効果を継続的に維持することです。
■匂いは、設置当初は大変強く感じますが急激に低下します。しかし、感覚以上に永く続いています。そのため、半分ずつ追加すれば効果の平準化を図れます。但しハウス内の温度が匂いの大きさに大きく影響しますので間隔、数量に配慮して設置して下さい。
A設置に注意すること====================================
■先ず設置前にハウス内をクリーンにして下さい。見えている虫、玉子は勿論、葉の裏、茎の中、土の中もチェックして下さい。ハーブ資材は忌避剤で逃げる効果はありますが殺虫力はありません。
■交配用のハチがいる場合は、匂いを抑えてもたせる為に、反当り20個設置を目標としてバスケット追加のピッチを早めて下さい。ハチの活動は、設置当初に鈍る事がありますが1両日で戻ります。
■匂いの調整はバスケットの数量の加減でコントロールします。
Bハーブバスケットにカバー(ビニール袋)==========================
■雨除けと匂いをより長持ちさせるためビニール袋を被せ、匂いの効果を挙げています。
■露地は勿論ですが、ハウス内も効果が大きく長持ちします。
C手作りバスケット=====================================
■ハーブペレットを10kg購入した場合、バスケットが約400個出来ます。(1個が約25gとする)
■手作りバスケットの袋は、ペレットが保持出来れば手近なもので結構ですが、購入する場合は台所の流しで使用する「水切りネット」などが経済的でお手頃です。
---ハーブバスケットの設置例(1反歩の場合)---
■ハーブバスケット設置数 | ・初回・・・約30個(ハチ活動中は20個) ・2回目以降・・・1ヶ月毎に半分の15個を交互の場所に設置 (10ヶ月の場合165個使用します) |
■設置場所(単棟の場合) | ・ハウス両サイド、中央および入口 ・高さ1.5m位 ・ハウスのワイヤー、骨材等を利用 |
■注意 | ・設置後に虫が見られたら即時に処置して下さい。 |
■参考図 |
ハーブ忌避材の使用例
作物の種類等 | 被害 | 使用資材・効果 |
リンゴ、サクランボ みかん |
ヒヨドリ、ムクドリ カラス、スズメ |
熟す前に、どうぶつロープを鳥の習性に合わせて設定するのがポイント |
ハウストマト | コナジラミ | 黄化葉巻病の予防を兼ねてハーブバスケットを設置 苗作りから(遅くとも定植から) |
ハウスなす | アブラムシ、スリップ | ハーブバスケットに、水除け用にビニール袋でカバーをすると効果的で長持ちする。 |
アスパラ | スリップ | ハーブバスケットを設置したら農薬が年3回になった |
ピーマン | アブラムシ、スリップ | ハーブバスケット設置 |
高原キャベツ | 野ウサギの食害 | ハーブバスケットを圃場の外周に設置 |
冬のキャベツ | ヒヨドリが群れで食べた | どうぶつロープを張る |
白、青ネギ | ハモグリバエ、スリップス | 食べると変色し売り物にならない ハーブペレットを根元に播き、又は定植時から吊るす |
無農薬バラの苗 | アブラムシ | どうぶつロープで防ぐ |
スイカ | カラス | どうぶつロープを畑の上に張り、入らなくなった |
イチゴ | ネズミが実を食べる | ハーブバスケットを設置し防ぐ |
飼料用乾草サイロ、 バンカー |
ネズミ | 貯蔵時にどうぶつロープ、ペレットをシートの間に設置、春まで効果が持続する |
ホテイアオイ | シカが春、若芽を見て 一斉に食べに来る |
どうぶつロープを張ったら入らなくなった |
飼肥料会社 | ネズミ | 通路にハーブバスケットを吊す |
ハム工場 | トリ対策 | どうぶつロープ設置 |
果樹 | 貝殻虫 | ハーブロープ、シートを幹に巻くと去る |
原木シイタケ | イノシシ、サル 春、秋旬に食べる |
どうぶつロープ |
新道路工事の法面草木 | シカ食害 | ウッディガード、どうぶつロープ |
高速道路サービスエリア | 蜘蛛、虫除け | ハーブペレット |
※以上ご参考にして下さい。